2019年12月18日水曜日

「地中海の国々」地中海にはどんな国があるのか?


地中海地域、地中海諸国、地中海の国々。

こういう言葉をよくみかけますが、
「地中海」という言葉は漠然と使われていることが多く
実は地中海諸国とはどの国のことをいうのか、というのには、
はっきりとした仕切りが定めれている記述を見つけるのはとても難しいことだ、
というのがわかりました。



さて、では「地中海諸国」といったときに
いったいどの国のことをさすのでしょうか。

ググっても、いろいろな資料をみても、
「地中海諸国」についてどの国をさすのかを
はっきりと明記しているものは見当たりません。


「地中海」という名前そのものがブランド化しており、
政治的な機構から、ビジネスネットワーク、
さらにはイベントや商品のプロモーションにいたるまで、
幅広く使われているので、定義がかなり広義になっています。


かくいう私も、「地中海スペシャリスト」と
自分自身についてうたっているわけで、
そういう意味で自分が使う「地中海」についての定義を
自分なりに創っていかないといけないなあ、
とまず最初に思ったのでした。


(私が「地中海のスペシャリスト」になる!
と思ったのにはきっかけについてはこちらをご覧ください。)




さて、「地中海諸国」というのは
いったいどの国々のことをいうのか。


歴史家や地理学者や、国際関係を熟知した学者にさえ難しい定義。
どこに焦点を合わせるかによって、「地中海諸国」の定義は変わります。

私は地中海に面する街バルセロナに住む一市民。
その私から見た視点で「地中海諸国」という言葉の私なりの定義を、
このブログで定めることにしました。

また、地中海諸国という言い方ではなく、
「地中海の国々」と呼ぶことにします。


「地中海の国々」= 地中海の海域に面した土地を所有している国。
          地中海に実際に接触している土地を持つ国。
          地理的に地中海の海岸線を持つ国。




その定義に合わせた「地中海の国々」は以下の国々です。
(これは2019年12月時点でのものです。)

私のいるスペインから、
地理的な位置を基準において時計回りに国名を記載していきます。
地図で確認してみてくださいね。

*日本語 英語 スペイン語 フランス語の順



1)スペイン  Spain        España     Espagne
2)フランス    France       Francia    France
3)モナコ       Monaco    Mónaco     Monaco
4)イタリア    Italy        Italia        Italie
5)マルタ       Malta       Malta      Malte
6)スロバニア Slovenia   Eslovenia    Slovénie
7)ボツニアヘルツェゴビナ Bosnia-Herzegovina    Bosnia-Herzegovina  Bosnie-Herzégovine  
8)クロアチア  Croatia    Croacia       Croatie
9)モンテネグロ   Montenegro  Montenegro   Monténégro
10)アルバニア  Albania    Albania        Albanie
11)ギリシャ     Greece     Grecia     Grèce
12)トルコ        Turkey     Turquía       Turquie
13)キプロス     Cyprus      Chipre       Chypre
14)シリア        Syria        Siria           Syrie
15)レバノン     Lebanon   Líbano          Liban
16)イスラエル   Israel      Israel           Israël
17)パレスチナ  Palestine  Palestine       Palestine
18)エジプト       Egypt     Egipto          Egypte
19)リビア          Libya      Libia            Libye
20)チュニジア    Tunisia    Túnez          Tunisie
21)アルジェリア  Algeria    Alegria        Algérie
22)モロッコ        Maroc     Marruecos    Maroc





地中海の海岸線を持つ国は全部で22カ国。

(ちなみにこの22ヵ国にはパレスチナが含まれていますが、
国連主要国に国家として認められていないパレスチナは、
日本も国家として認めていないので、日本語では
パレスチナ地域とか自治区と記載されています。

一方で2015年の時点では国連加盟国の半数以上が
すでにパレスチナを国家として承認している事実もあり、
日本でも自治政府という呼びかたをしており、
政府機関を持つ地域という認識になっています。
こういう事実を見ても地球、世界は行きている、
変化している、と感じますよね。

このブログの中では、地中海の歴史などを語るとき、
今ではすでに存在しない歴史上の国などにも触れていくつもりなので、
ここでは、パレスチナの地区に敬意をこめて
地中海の国のひとつとして言及、数にいれました。)




さて、先ほどの記載は「通称」ですが、
この表の中に、それぞれの国の正確な名称を書いてみました。



正式名称をした表を見ていると、いろいろなことに気がつくと思います。
次のブログでは、正式名称を見て思ったこと、調べてみたことなどを
書いてみたいと思います。






「地中海のスペシャリスト」へ


2020年は、私がバルセロナで生活をはじめてから15年めにあたります。

その私が、2020年を迎えるにあたって
「地中海スペシャリストになる!」
と決めるようになるには
ここにいたるまでの道のりがありました。






スペインのバルセロナでの生活が10年を過ぎる頃から、
自分の知識を広げ活動する場が隣国のフランスへと広がり
さらにはバルセロナで開催されている「MEDAWEEK」という
北アフリカや中東地区を含めたビジネスイベントに
定期的に参加するようになって、スペイン、フランスを超えた
地中海地域へとネットワークの幅が広がりはじめたことがきっかけでした。




そこで、人種や文化、習慣が、
さらに今までとは違う人々と行動を共にするようになり、
あらためて、「地中海地域」という認識を持ちはじめたのです。


そして、同じ頃、フランスの歴史学者Fernando BRAUDEL の本
「LA MEDITERRANÉE」を知りました。







もっともっと、地中海のことについて知りたい!
自分の知識と経験を増やしたい!



美しい地中海に心を惹かれているから、
地中海地域に生活しているから、
美しい場所に旅することが多いから、
という、単なる「地中海ファン」として地中海を追求する、
ということだけではありません。

さらなる経験と知識への探求欲、
そして何よりも地中海に対する私の焦がれるような想いと畏敬の念が、
地中海で生きる私の力になっていて、それを
これから何らかの形にしていくことを私のライフワークにしよう、
と決めたのです。




大げさな何かをする、ということではなく、
自分にできることをコンスタントに、というのが、
私のコンセプト。


ですので、地中海について知識を深めていきつつ、
それを同時にここでみなさんにシェアしていこうと思っています。


またみなさんと意見の交流などもできると嬉しいです。


2017年5月10日水曜日

フランスの大統領選を見ながら思ったこと。

今回のフランス大統領選は私もとても関心を持って見ていました。

私のパートナーがフランス出身で、彼を通してフランスの友人も増え、
その歴史や文化に触れることが多くなり、フランスに行く機会も増えたからです。

今回のフランスの大統領選挙ではいろいろな政治的な視点からの批評がありますが、
私はノンポリなので、政治的な視点からの意見ではなく、
まったく一般の、まったく私自身の個人的な視点から
思ったことを書いています。その点をどうかご了承ください。



今回選ばれたEmmanuel Macron エマニュエル・マクロン氏は39歳。
若手のルーキーです。

お医者さんの息子でピアノも弾ける芸術家、
そして哲学と文学への造詣があるインテリジェンス。
奥様は24歳年上の方、学生時代の恩師だそうで、
その時代からの愛を貫いて結婚を実現し、今に至るそうです。

エリートで頭もよく、行動力もあり、言動一致でまっすぐな人間。

銀行家としてキャリアを持っていますが、
政治界でのキャリアは少なく、若いのでカリスマ性を持つまでには要経験値、
でも、自分の意思ははっきり言い、意志を貫く強さを持っている人だと感じます。




一方の Marine Le Pen マリーヌ・ル・ペンさんは
父親も政治家ジャン=マリー・ル・ペン氏です。

ご本人も政治家としての貫禄があり、カリスマ性もあり、
ダイナミックで行動力があり、意見や態度がすごくはっきりしている。

父親が立ち上げた国民党をつぎ、
反EU、移民反対主義にしたがって政治姿勢を貫いてきましたが、
「人種差別主義者」といわれるほど、
移民や外国人に対して排他的な政治方針を掲げていました。


ざっと書くと最終バトルを繰り広げた二人はこんな感じですが、
もっといろいろな社会的な経歴や個人的なストーリーなど
多くの語るべきバックグラウンドやエピソードがありますが、
それはさておき。






私が今回特に関心を持ったのが3つのこと。


ひとつは、


フランス人の政治投票率の高さ。



今回は最終投票にはおよそ75パーセントにしかいたらず、
無効票がおよそ10パーセントほど、
その投票率の低さは近年稀に見るものだった、ということでした。

でも、日本の政治投票率と比べてみてください。
日本の若者の政治への関心度とを比べてみると、
フランスははるかに多くの人々が政治に関心を持っている。
日本では考えられないくらい、投票率が高い。


それにはいろいろ理由があると思いますが、
ひとつには、自国の代表を選ぶのに一個人の一票の重要性が違うことがあります。


日本では首相を国民投票で選出することができない。
日本人が個人として投票できるのは国会議員の選出で、
首相はその国会議員によって投票され決まるというシステムなので、
フランスやアメリカのように、国民の直接投票によって国の頭首が選ばれるのとは大きく違います。


フランスやアメリカのような直接選挙制によって国の頭首が選ばれる場合には
政治家個人の国民評価が大きく反映されます。


政党への傾倒はあっても、
結局は候補者自身の「人となり」
そして「個人としての生き方や姿勢」などが問われるので、
選ぶにあたっても、その対象がはっきりしている。

だから自分の意見も反映されている、自分は政治に参加している、
と感じることができます。

日本の場合は、国の首相の選抜については、間接選挙制政治体制になっているので、
個人の意見や意志が反映されるには、ちょっと距離がある感じです。

外から見るとなおさら明らかで、やはり社会全体が個人主義ではない
「民主主義」であることをさらに実感します。

どちらがいいか悪いかということはここでは置いておいて
自分の国に関する政治の体制に対しての関心の高さの違いを
つくづくと感じました。


それから、これはどこの国の選挙でもそうですが、感じることは

選挙の結果には、時代の流れと新しいものやことに対する期待と不安が反映されていること。

多くの国の首相や大統領の選挙の場合、たいてい候補者の中には、
古いものを周到する立場の人たちと、新しいことを提案する人たちがいます。


そしてそれぞれの流れに対して、どのように人々が考え反応するのか、
それが反映する選挙。


今年のフランス大統領選は、若く新しいもの、未知の可能性への期待が勝ちました。


と、同時に、もはや人種や移民の問題を解決する道は、
排除という方法ではない形で解決をしていかなければならない、
ということが反映されたようにも思います。


いずれにしても、いろいろ難しい課題の中、
彼が若くして選ばれたことは偶然ではないと思います。

時代の流れは新しい方向を求めていることが明らかである、と感じました。



外国人として、いわゆる「自分の国」ではない国に暮らしている私としては、
国を超え、人種を超えた世界になっていくことを期待しているので
このような流れにいってくれるといいなと思っていますけれど。



選挙が終わってからの人々の反応

さて、では選挙の結果選ばれた大統領に対して、
人々はどのように対応、反応していくのでしょう。
選挙は一種のお祭り。そして終わりであり始まりです。

新しいものを受け入れよう、という姿勢を持ち
新しいものに期待をしながらも、
同時に批判がついて回ります。
さらに時間が立つと、その姿勢と期待が変化していきます。

選んだその人たち自身が、
やがて自分が選んだ人を信頼してサポートするかわりに
それを潰そうとしていく力も出てきます。

このような動きは
私たち自身が人生をクリエイトしていく段階でいつも通る道です。


   「私たちが選んだ人(決断)が果たして正しい選択だったのか。」


またその選択に参加できなかった人たち、
つまり他の人を選んだのに結果が反映されなかった人たちは、
自分が選択しなかった人を受け入れることになります。


特に今回の選挙に関しては、最終的に候補者として残った2人に対しては
いずれもしかたなく投票した、という人も多かったようなので、
2者択一を強いられた国民が、いろいろな意味で「最終的にたどりついた結果」を
どのように受け入れるかがこれからの課題です。


   「結果を受け入れられるか。そして今ある状況にどのように対応していくか」


選挙が終わり、結果が出ると、私たち多くの民衆は、
結果によって選ばれた人を、肯定的な方向や支援する方向にいくのではなく、
常に批判的な部分を探し、疑念を持ち続け、
自らの結果を前向きに持って行こうとせずに
いつも後退させていこうとしているように思います。

それは、選ばれた人に対して期待をし、
依存し、その期待と依存が思い通りにいかないと、
「これはだめだ」とすぐに違う方へ向かう傾向があるからなのだと思います。



「今の政治システムではあるものの中から選ぶしかないし、
選ばれた人(この場合は大統領)の元でしか動くことができないんだから。
自分の意見と合わな い人が選ばれたら、批判的でいるか無関心でいるしかないだろう」

そういうふうに言う人も多い。

でも、それは、人への依存からくる言い訳。
他力本願の生き方で
自力本願の生き方ではないから出てくる言葉です。



結果を受け入れて今をどのようにしていくか、ということを常に考え、
選んだ政治家や代表が問題につきあたったとき、
どのように解決できるかを一緒に考えることが、
本当の意味での政治に参加するということなのだろうな、と思うのです。



それと、今と未来を見つめていくときに、
いつも過去と比べてしまう傾向がある。


過去から学び、未来を創るといいますが、
過去の学びを本当に活かせるのは、
「今」をどのようにするかを考えることが最善の道で、
わざわざ過去にサンプルを求めにいく必要はないのではないかと思います。

だって、「今」は過去の結果なのですから。

ちょっと偉そうなことを言っているように聞こえるかもしれません。
でも、これはすべて私自身へ言い聞かせている言葉です。

人のことを批判する前に、自分を見直さないと...。
他力本願にならないように、自力本願で生きるようにしたいな....。
過去のことにこだわらず、常に 今と未来を見つめていけるようにしよう......。








私は、まだまだ自分を改革することに精一杯で、
政治のありかたや政治家に関して批判するレベルにいません。
だから、政治に関してもガタガタいいません。

一方で政治に無関心でも平和に暮らしていられる状況の国に
いることに感謝しています。




本当のことをいうと、
自分が実際に住んでいる場所に対して深く関心があるのですが
一方で、スペインに住んでいる外国籍の者は
スペインの国に関わる選挙に対しては投票権がありません。

それでも私はここに住むのが好きで選んだので、
ここにいて、ここのシステムを受け入れ
ここの平和を享受しているのです。





でも、今回の選挙を遠目近めに見つめながら、
同じ視線で自分を見つめ直しました。



日々の生活の中でどのように自分の人生を決めていくか、
決断に対する姿勢を考えるべきだと
あらためて自分に言い聞かせる機会になりました。






     私は自分が選んだ決断とそれによる結果を受け入れているか。

     そして、そこからさらによい方向に行こうとしているか?

     過去にこだわらず、いつも今に目を向けて未来を創っていこうとしているか?

     さらには今さらに決断する勇気を持ち続けているか。




そんなことを考えさせられたフランスの選挙でした。



2016年12月7日水曜日

地中海の歴史と経済のお話 About Mediterranean Country & Story (1)



地中海周辺諸国と経済ネットワークコンファレンス
About Mediterranean Country & Story (1)








先週、バルセロナで開催された

MEDA week (Mediterranean Week of Economic Leaders) に、

仕事と勉強をかねて参加してきました。







招待状が必要なこのイベントは、

今のところ限られたネットワークを持っていないと参加できない類のコンファレンスですが、

私はそのありがたい機会に恵まれて3日間にわたって開催されたいろいろな会議を視聴するためにフルに参加してきました。



このコンファレンスは、地中海地域のビジネスネットワークを活性化させるために発足されたもの。

今年で開催10回目を数えますが、このコンファレンスが発足した歴史と背景は奥の深いものがあります。



このような政治経済の話題をベースにした会議に参加すると、

地中海という美しい海を囲む地域で、長いあいだにわたって育まれてきた環境は、

美しい景色や風景だけでなく、

複雑にからんだ糸がいまだにほどけていないしがらみがたくさん存在していることを

あらためて実感させられます。







ヨーロッパから遠く離れた日本で培われている世界観は、

アメリカや環太平洋地域の一員として、

かつアジア地域との政治経済的つながりに重点が置かれています。

そこから一転、

ヨーロッパを背中にしょいながら、

アフリカや中東地域を含む地中海地域に面しているスペインという国へと移動をした私。



私は世界においてここに位置するこの地域で、具体的にどのような課題があるのか、

そしてそのためにどのような動きがあるのかを、今、少しずつ学んでいます。



これも、スペインに来たきっかけのひとつなのでしょう。

10年前にスペインで生活を始めた当初は想像もしなかった世界が開けていくのを体験しながら、

自分にできる役目を考えています。



日々の生活のなかでも実感するのは、

あまりにもこの地域に対しての知識や情報が、日本に届いていないこと。

日本が、地理的にも政治的にも、あまりにもこの地域から遠いこと。

ニュースで報道されることや、インタ−ネットで検索して出てくることの情報の量と範囲の違いを感じながら、

こちら、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域を含む地中海地域と、

日本や環太平洋地域との距離があまりにもあることを実感する機会が多くあって、

世界の距離は縮まったとはいえ、いまだに世界の地域差や情報差を感じます。


世の中には、自分に関係のない世界のことで、知らなくてもいいことも多いかもしれませんが、

「無関心」という言葉で片付けてしまうにはもったいない、

素晴らしい智慧を見つけるきっかけを無視しなくてもよいのではないかと思うことが多々あります。



また、知らないからこそ恐怖を生み出すことがあります。

そのような恐怖をなくし、距離を縮めるのは、智慧をつけること、お互いを知ること。

その行為が大きな助けになることもあると思います。




日本の外に出て生活をして10年あまり。

今は、日本の人たちがどのくらい、世界に対して関心を広げているか、それについてもを考える機会にたくさん触れるようになりました。

多くの国があるなかで、世界の中でも先進国として、いろいろな意味で尊敬や期待を集めている日本は、

周りから関心を寄せられているのと同じくらいに、世界へ関心を持っているかとくと、そうではないような気がします。


良いか悪いかは別として、世界のなかの日本、という本当の意味での意識は

まだ多くの人に広がっていないのではないでしょうか。




そういう私自身が、人生の半ばにいたるまで、

本気で自分の存在や日本と世界という関係を考える機会をもたないできたのですから、

あまり大きなことは言えません。

また、スペインに住んでいながらも、

日々の生活のなかで、世界の動きに無関心でいれば、

日本で住んでいるときと変わらず、世界に無関心な一人でいることもできることでしょう。



でも、ここにいて、いろいろな仕事を通して人に関わっていくときに、

日本の人たちからいろいろ尋ねられたときに、

あるいはスペインやヨーロッパの国の人たちに日本のことを尋ねられたときに、

私ができることといったら、


日本の文化や教育を受けて生きて来た日本人である自分が、

スペインに住んでいながら得た知識と経験とをふまえた見解を、

双方にシェアすることかな、とおこがましいながらも思っています。


たくさんの人たちに、特に若い世代の人たちに、

世界を見る機会をもっと持ってほしいな、と思います。

日本の良さを大切にしながら、世界を知って行ってほしいなと思います。


そう思うようになってから、

もっと積極的に自分の経験を発信しようという気持ちになってきました。

事実を伝えるというのではなく、私の視点で見たものですので、

私の意見や見方を伝えていくのですから、ニュートラルというのは難しいでしょうが、

少しでも地中海地域への関心を深めてもらうきっかけになればと思いながら書いています。


そして私自身も、もう少し自分の住んでいる地中海地域について、知識を深めていこうと思っています。

少しでも、みなさんの世界観を広げるお役に立てたらいいな。


そう思いながら参加したMEDA week (Mediterranean Week of Economic Leaders) でした。

ちなみに、こういうイベントは、

政治や経済に関心の深い学生や若くて知識欲と行動力のある人たち、

また実行力のあるプライベートセクターなどにもっと情報がいって、

そういう人たちが積極的に参加できるようになるといいな、と思いました。


またこのコンファレンスに関わることや、

地中海地域に関することをお話できる機会を持てるようにしたいと思います。










2016年1月14日木曜日

カツオを生で食べるのは勇気がいること!?

今日は久しぶりにPescaderíaお魚屋さんへ行ってきました。さて、今日は何があるかな。





市場に朝一番ででかけて、Pescaderíaお魚屋さんや八百屋さんverduleríaで買い物をする。
そしてそこで買ったお魚を野菜をお料理できるのって、ある意味とってもラグジュアリーなことです。お勤めをしている人だと、なかなか実現できないことですよね。

さて、今日は一日家で仕事だったので、お魚を料理しよう、と決めたのでした。だから、 午前中のうちにお買い物へ。今日は市場ではなく、同じ村にある魚屋さんへ直接買いに行きました。市場にもお店を出しているこのお魚屋さんは、質の良さと新鮮さでとても評判が高いのです。

日本料理の本を見ながら、先日から気になっていたサバの南蛮漬けとかいいよなあ、とか思いながら順番を待っていたら、私の前の人が、Un bonito pequeño 小さなカツオをさばいてもらっていました。さばいた身頃がピンク色でとっても新鮮!それをみて思わず、カツオのお刺身が食べたくなってしまいました。
実際の色はもう少し赤ピンクです。

値段を聞いたら、なんと一匹8ユーロほどというではありませんか!!
1kgちょっとくらいの大きさだと思うんだけれど、前の人のを見ていたら十分に柵がとれていたので、じゃあ、それにします、と言ったら、しっぽの部分に水揚げした時に船でついた傷があるから安くしてあげるって言われて、なんと結局6ユーロでした。

私が「これをお刺身か「づけ」にして食べようって思っているの。すっごく新鮮で美味しそう!」と言ったら、お店のお姉さんは
「そうよねぇ。私たちには生魚の切り身の状態では、美味しそうとは思えない状態だけど、あなたたち日本人には、この(生の切り身の)状態でおいしく見えるのよねぇ。」
と感心されてしまいました。

それもそうです。こちらではこんなに新鮮なカツオなのに生では食しません。特にbonito カツオ、caballa サバなど青さかなは、アニサキスという虫の影響を受ける可能性を懸念して絶対に火を通します。ようやくお寿司やお刺身で食べるのに慣れてきたatún マグロですら、生で食する時には冷凍しなければなりません。だから、生の切り身の状態ではよだれもでてこないんですね。

まあ、caballa サバや bonito カツオという魚を生で食す文化ではないので、みんなカツオを生で食べるというと未だにぎょっとされることも不思議ではありません。私もときどき、アニサキスのことを考えもするけれど、運の良さと丈夫な胃腸に感謝して、おいしく生でいただきます。

小イワシのフライ。そのままパクパク
今日はお醤油で30分ほどづけにして、jengible しょうがとcebollino セボリーノのみじんぎりで、白いご飯と一緒にいただきました。おまけに、しじみのかわりに作ったmejillones ムール貝のお味噌汁も作りました。それと小さなイワシの揚げ物も。Pescados fritos と言われ、こちらではよく食される調理法で、新鮮なイワシをサクッと熱々で食べられるのが美味しくって、ついついcerveza ビールとか冷やした vino blanco


ムール貝でお味噌汁作ってみました。お椀に入らなかった
白ワインが飲みたくなっちゃいます。(今日は飲まなかったけれど)

シンプルだけど、新鮮なお魚を買ったその日に食べるという贅沢の極み。海のある街に住んでいてよかったな、としみじみ幸せをかみしめています。

2013年8月5日月曜日

El palacio Nacional en Monjuic (Museo Nacional de Arte de Cataluña) 国立宮殿/カタルーニャ美術館






Desde la plaza España, mirar hacia la parte Montjuic, 
se puede encontrar un hermoso palacio se eleva sobre la colina.

Palacio  Nacional/ Museo Nacional del Arte de Cataluña. (MUNAC)
Este palacio brillante se ha convertido en uno de los edificios que simboliza Barcelona.


 Aunque se llama Palacio Nacional, y parece que realmente palacio, 
no fue como la vivienda de Rey de España. 
Fue construido como un edificio de la pabellón de España en la Feria Mundial, 
que celebró en Barcelona en 1929.

Después de la Exposición Universal, en año 1934, han decidido de hacer el Museo de Arte de Catalunya que recoge el arte de Cataluña aquí , 
desde entonces sigue desempeñando una función como un museo para exponer el arte catalán.


En 1990, fue decidida de reunir  todos artes de Cataluña y tener función del museo nacional.  
Pero era necesario de hacer una renovación de edificio.  
A pesar de la intención de ser completado para satisfacer los Juegos Olímpicos en 1992, 
se limitaba a la de publicar sólo una parte.


Al final, en año 2004, la restauración de este edificio terminó y  trasladarón todas colecciones
  que habían estado en el Museo de Arte Moderno.
 A partir de este año, ha tenido como función de Museo Nacional del Arte de Cataluña. (MUNAC)


Aquí, no sólo como un museo, sino para disfrutar de recorrer el edificio del Palacio Nacional 
es uno de la diversión.
Es un edificio una cosa tan hermosa que hay que verla como una obra de arquitectura.

Este palacio fue construido como un monumento a ser una reminiscencia del edificio histórico.
Se fusionaron elementos del renacimiento y del barroco 
a fin de intentar combinar lo más típico y reconocible de España,
 con el clasicismo que era norma en edificios públicos.

De aquí para allá, se han realizado una reminiscencia del diseño de edificios de renombre.

  Las funciones y las colecciones que tiene MUNAC, 
es verdaderamente  que una clase Nacional  , de Cataluña, exactamente.

Sobre las obras y las colecciones que tiene aquí, quisiera escribir a parte en este blog en otro día.





( English ) 

From the Plaza España facing toward the Montjuic,you can find a beautiful palace on the hill rises.

National Palace / National Museum of Art of Catalonia. (MUNAC)
This bright palace has become one of the buildings symbolizing Barcelona.


 Although called National Palace, and seems to really palace, it has never been  as the place for living for  the King of Spain.
It was built as Spain Pavilion at the World Fair,
which held in Barcelona in 1929.

After the Fair, in the  year 1934, have decided to make the Museum of Art of Catalonia,since then continues to be here as a museum to exhibit art Catalan.


In 1990, it was decided to gather all of Catalonia arts to here and puted the  function as a National Museum .
But it was necessary to reform this building renovation.
Although they planed it to be completed to meet the Olympic Games in 1992,
Just it could be opened the one part posting.


Finally, in 2004, the restoration of this building finished and moved all collections
  that had been  in the Museum of Modern Art.

 Starting this year, has had the role of National Art Museum of Catalonia. (MUNAC)


You can enjoy to see it , not only as a museum, but also as a beautiful arquitect ure of this building.


This palace was built as a monument to be reminiscent of the historic building.
They merged elements of Renaissance and Baroque
to try to combine the most typical and recognizable Spain,
 with classicism that was standard in public buildings.

From here to there, you can find some reminiscent of the renowned building design.

  The functions and collections that have MUNAC are very important for knowing about the histry of the Catalonia’s art and  including the  Roman era.

About the works and collections in  here, I would like to write to share in this blog on another day.


(日本語)

スペイン広場から、モンジュイックの丘を眺めると、
その丘の上にそびえたつ美しい宮殿があります。

国立宮殿/カタルーニャ美術館。
このきらびやかな宮殿はバルセロナを象徴する建築物の一つとなっています。


威風堂々たるこの建物は、実際に宮殿として使用されていたわけではなく、
1929年にバルセロナで開催された万国博覧会のための
スペイン政府館としてたてられたものでした。

万国博覧会の後に1934年、ここにカタルーニャの美術を集めた、
カタルーニャ美術館を内接することが決定し、
歴史あるカタルーニャ美術を総合展示する美術館としての機能を果たし続けています。

1990年には、それまで別の場所にあったカタルーニャ近代美術館に所蔵されていた
カタルーニャ美術の近代絵画のコレクションが統合され、
以来、全時代におけるカタルーニャ美術の総合美術館
ならびにスペイン国立の美術館として機能しています。

ここは、美術館としてだけではなくて、
国立宮殿という建築物を見学するということも楽しみのひとつ。
建物としても、とても美しいものだからです。

建築の際に、この宮殿はスペインの公共の建物として、
歴史的な建物を彷彿させる記念になるものとして建築されました。
ヨーロッパの建築物において伝統的な様式である
ルネッサンスとバロックの折衷が試みられ、
あちらこちらに、名の知れた建築物を思い起こさせるデザインがなされています。


1990年のカタルーニャ美術館としての統合美術館にするという決定ののち、
1992年のオリンピック開催時に間に合わせるように完成する意図はあったものの、
建物としての壮大なリフォームが必要であることがわかり、
オリンピック開催の年には、ドーム部分のみの公開ということにとどまりました。

2004年になって、建物の修復が終わり、
ようやくすべてのコレクションが整い、
国立美術館として完全にオープンされたのです。

今日の姿と機能が発揮されてからそれほど時間がたっていないことになりますね。

美術館としての機能と内容の充実度は、まさに国立クラスといっていいと思います。
コレクションや展示については、また別途、ブログに書きたいと思っています。