今日は東方の三賢王の日。
カトリックの言い伝えで、イエスが厩で生まれた後に、
東方から3人の賢者たちがイエスの誕生を祝いにくる、というのがあります。
その言い伝えにちなんで、スペインでは
この日に子供たちにプレゼントがもたらされる、というのが
クリスマスに始まる一連の伝統行事のひとつです。
三賢王が贈り物をもってやってくるという1月6日は
子供たちのみならず、多くのスペインに住んでいる人にとって、
自分の願いがかなう、あるいはかなえてもらうという大事な日なのです。
もちろん私もその中のひとり。
すっかりスペインの習慣を身につけつつある私は、
この日をとっても楽しみにしています。
三賢王への願い事というのは、どちらかというと物理的な贈り物を願う、
という傾向が強いようです。
それにちなんで、私も今年は、2013年に達成する願望というのとは別に、
3つの物理的な要素の濃いお願いごとをしました。
三賢王のそれぞれにひとつずつ、というつもりです。
子供たちがするように
手紙に書いて封をして、三賢王に読んでもらうためのところに置きました。
(5日の夜から6日の朝方にかけて三賢王はやってくるので、
お願いごとをするのは、その前までにしなければなりません)
1月5日の晩に、子供たちはわくわくしてベッドに入り、
プレゼントが届くのを待ちます。
そして1月6日の朝。三賢王からのプレゼントが、おうちに届いているのです!
私がしたお願いについては、
私自身がその物理的なお願いごとを実現しなければならないのがわかっているのですが、
それでも、それを実現するために夢がわいてきます。
願い事のうちの二つは、自分ではない人の同意がなければ
実現することはできないことが含まれているので、
それがかなうかどうかは、私自身の力だけではどうにもできない部分があります。
そのような、物理的なお願いごとや、
自分自身の力だけではどうにもできない部分のある願いごとは、
どのようにかなっていくのでしょう。
強く思えばかなうというのは本当なのでしょうか。
1月6日の時点での実現は無理なことなので、
これから21日間の間にかなうかどうかという時間的なラインをひくことにしました。
それまでの間に、
私の願いがどのようになっていくのかを、観察してみたいと思っています。
この日はロスコンというパン菓子を食べます。
このパン菓子の中には、「三賢王のうちの一人」と「そらまめ」がそれぞれどこかに入っています。
自分にあたったのが三賢王のうちの一人だったら、その日は一日王様になれます。
「そらまめ」があたった人は、そのロスコンをみんなにおごる立場をひきうけなければなりません。
みんな、その一切れを選ぶときに、ワクワクしながら選ぶんですよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿